ブログやサイトで更新した記事をいち早く検索エンジンにインデックスさせるため、必要なツールが「fetch as google(フェッチアズグーグル)」です。
ブログ運営初心者の方はfetch as googleの使い方って、分かっているようで分からない部分も多いのではないでしょうか?
「リクエストは何回しても大丈夫?」「”一時的にアクセスできません”って表示されるんだけど、これって不具合」みたいなw
今回、リクエスト回数の目安やよくあるエラーの対処法などを含めた、fetch as googleの使い方と効果についてお伝えします(^^)/
fetch as googleの使い方
まずfetch as googleの使い方から説明します!
不具合が起きなければ、以下の手順で運営しているサイトやブログにクローラーを呼び込み、記事を素早く検索エンジンにインデックスすることができます。
※クローラー → ネット上に存在するサイトの情報を収集するため、インターネットにつながっているサイト間を巡回しているロボット。クローラーに発見されると検索結果にサイト(記事)がインデックスされる
1、
サーチコンソールツールを開き、対象のサイトを選択→クロール→fetch as googleを選択
対象サイトを選んだ後は、赤枠→緑枠の順でクリック
2、
検索窓(緑枠)にインデックスしたい記事のURLを入力→「PC」の状態を確認(赤枠)→取得(黄枠)をクリック
インデックスしたい記事のURL(上画像緑枠に入力するURL)は”https://サイト名/(http://サイト名/)”を含まない。
当記事を例にするとURLは”https://ikeblog.net/fetch-as-google-76”だが、 上画像緑枠に入力する場合は”fetch-as-google-76”となる
3、
URL登録後、インデックス登録をリクエスト(緑枠)→「私はロボットではありません」→「このURLのみをクロールする」→「送信」の順でクリック
↓ ↓ ↓
fetch as googleは「このURLのみをクロールする」「このURLと直接リンクをクロールする」それぞれに、以下の使用回数上限が設定されています。
- このURLのみをクロールする → 1ヶ月500件
- このURLと直接リンクをクロールする → 1ヶ月10件
「このURLと直接リンクをクロールする」とは、記事内に設置してあるリンク先のページもクロールをお願いするという意味です。
ブログ内の記事数が数千~数万単位だと選択する場合もありますが、一般的なブログを運営する上で使用する必要はありません。
4、
以下の表示が出れば完了!無事クローラーにリクエストの送信ができました!
ちなみに画面向かって右端の「日付」の部分は、Google本社がある場所(Mountain View)の時間が表示されるので、日本時間ではありません。
ズレていても気にしないでOKです(^^)/
ここまでがfetch as googleの使い方ですが、エラー等が起こらなければ難しいところは特にないはずです(^^)/
fetch as googleの効果的な使い方
運営歴が数年で毎日記事更新しているようなブログはグーグルからの評価が高く、fetch as googleを使わなくてもクローラーが優先的にブログを巡回します。
そのため数分単位で記事が検索エンジンにインデックスされる場合も多いですが、立ち上げたばかりや何カ月間も記事更新をせず放置していたブログは、クローラーの優先順位が低いです。
このようなブログは記事更新してもなかなかクローラーが巡回せず、下手すると検索エンジンにインデックスされるまで数日かかったりします。
fetch as googleが効果的なのはクローラーが巡回しにくいブログで、強制的にクローラーをブログに呼び込むことで、インデックススピートが劇的に早くなります。
トレンドブログはインデックススピードによりアクセス推移が大きく変わるため、fetch as googleを使用した際の効果が特に期待できます!
fetch as googleは使用回数が決まっているため、どんなブログでも必ず使うべきツールとはいえません。
ブログ単位ではなく記事単位で使用の有無を決定し、インデックススピートを早めたい記事だけに使用するのがベストといえるでしょう。
一つの記事を何度もリクエスト送信するのはOK?
fetch as googleでリクエスト送信したのに、いつまで経っても記事がインデックスされない…
こんな時は、もう一度同じ記事をfetch as googleでリクエスト送信してもよいか気になりますが、個人的には同じ記事を何度もリクエスト送信するのはよくないと考えています。
fetch as googleの使用回数に上限があるのは同じ人が何度もリクエスト送信しないよう、グーグル側で対策しているのだと思います。
グーグル側からすると、おそらく”fetch as googleに頼らず自力でクローラーを呼び込めるサイトを作ってほしい”という考えがあるはず。
fetch as googleはあくまでグーグルの親切心で提供しているツールです。
”使わないに越したことはないツール”と考え、早急なインデックスが必要な記事に1回だけ使用するのが最も好ましい使い方といえるでしょう。
また一度fetch as googleでインデックスした記事に追記した場合ですが、新たなリクエストの有無は追記の内容次第で決定しています。
僕の場合、内部リンクや画像を追加しただけみたいな簡単な追記であればfetch as googleは使用しません。
追記して記事の文字数が+500文字以上増えた時のみ、1度だけfetch as googleでリクエスト送信しています。
fetch as googleはリクエストの回数が多いほどインデックススピードが早まるツールではないですし、使用回数に上限があることから使いすぎは良くないと推測できます。
記事単位で必要性を見極め、必要な時に必要な回数だけ使うようにしましょう。
よくあるエラーの対処法まとめ
最後にfetch as googleを使用している際、たまに起きるエラーの対処法をお伝えしておきます。
ステータスに「一時的にアクセスできません」と表示される
グーグル側の不具合によりfetch as googleが使用できなくなった状態です。
数分~数時間で不具合は解消されるので、しばらく時間が経ってからもう一度試すようにしましょう。
ステータスに「見つかりませんでした」と表示される
fetch as googleでインデックスしたい記事のURLを入力する際、URLの形式が間違っている可能性があります。
「https://(http://)」や「余分な/(スラッシュ)」などが記事のURLに含まれていないか確認してください。
※「fetch as googleの使い方」の見出し内、「2」の内容が参考になります
リクエスト送信しても全く検索結果に表示されない
fetch as googleはリクエスト送信完了後、100%インデックスを保証するツールではなく、あくまでクローラーに記事更新を知らせるだけのツールです。
早くて数分で検索結果にインデックスされる場合もあれば、インデックスされるまでに数時間や数日かかる場合もあります。
インデックス送信後、ステータスが「完了」になっていればfetch as googleはちゃんと機能しているので、時間がかかってもインデックスされるまで待つようにしましょう。
また fetch as google意外で記事のインデックスを早める方法を試してみるのもおすすめです。
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よくあるエラーはこれくらいでしょうか(^-^;
これからも実際にfetch as googleを使っていて、新たなエラーを確認できた場合は当記事に追記していきたいと思います♪